事業としての案内業

 

大学生になって3年間。

 

数えてはいませんが、

 

浪江町に人を連れて行き、案内した人数は

 

ゆうに100を超え300人とかになるんじゃないかなと思われます。

 

今回も約10人の大学生と大人を案内して浪江町周辺を回りました。

 

基本的に、自分の案内で評価が高い点は大きく3つあると思います。

 

1つは、震災当時中学1年生だった自分が案内するので「すごくリアル」

 

2つは、自分のつながりの中で人を案内していくので「より地元の人に会える」

 

3つ目は、「見てはいけないものを、積極的に見せる」

 

1つずつ解説をしていくと、

 

1つ目は、簡単で、当事者の話なので、話がよりリアルってことで、

(まあ、もちろん個人的な話す技術などはありますが…)

 

2つ目は、自分の経歴(育った環境?)がものをいいます。

 

父が会社を経営し、小さい頃から伝統的なお祭りに参加していた自分なので、

 

そこで関わった地元の人と触れ合えるのは、ものすごくリアルというか、

 

他の案内では、体感できない、町のことを知ることができます。

(もちろん、ありがたいことに人なつっこい自分の性格や、若者が何かしようとする点で協力してくださってるという利点はあります。)

 

3つ目は、簡単にいうと、危険なとこでも自分は人を連れ回します。

 

例えば、帰還困難区域。

 

普通であれば、入ることができない以前に、

 

何かわからないけど、空気感から近づいてはいけないんじゃないかと、

 

行かないようなところですが、

 

浪江町のリアルは、そうゆうところにあって、

 

正直、復興して綺麗なところなんてどうでもよくて、

 

んなの、綺麗な場所は、もう経済活動のなかで戦わなくてはいけなくなるんで、

 

そんなの個人の頑張りに関わってくるんで。

 

けど、帰還困難区域のような場所は、

 

経済活動は愚か、人がまず本当にいないし、

 

周りの景色は荒れ放題。

 

おそらく、日本全国のみなさんが思っているような非日常の景色。

 

いまだに人が入れないところは、震災当時のままなんじゃないか、というようなイメージ。

 

だから近づきたくないし、普通は見たくないし、意識的に遠ざけてしまうし。

 

でも、自分はそうゆうところにこそ、

 

今の浪江町の真理を含んでいるところだと思っていて、

 

町中の復興しつつ、人が住んでいるところも浪江町

 

沿岸部の港が復旧しているところも、浪江町

 

でも、帰還困難区域も浪江町

 

様々な顔があって、今の浪江がある。

 

研修とか案内とか言って、町の綺麗な部分しか見ないのは間違えだと思う。

 

というよりは、そんなの大学生がよく陥る

 

ボランティアの後の、自己満足感に対する虚無感と一緒で、

 

「良いことしたはずなのに、本当にこれでいいのか?」

 

ってのと、同じ感覚だと思う。

 

だから、本来見たくない、見せたくないようなところを、

 

見せていくのは自分の案内の良さ。

(もちろん、復興している良いところも見せますよ)

 

参加者はインプット多すぎて、よく消化不良を起こすんですが(笑)

 

3つ目で、思いがたかぶっちゃって色々書いたけど、

 

自分(山本幸輝)の案内の強みは

 

以下三つ(再掲)

 

1つは、震災当時中学1年生だった自分が案内するので「すごくリアル」

 

2つは、自分のつながりの中で人を案内していくので「より地元の人に会える」

 

3つ目は、「見てはいけないものを、積極的に見せる」

 

今日のブログ記事は、3つ目が重点的になってしまったので、

 

次のブログ記事では、

 

1つ目2つ目をツアー参加者のリアルな声をのせつつ書いていきます。

 

 

 

 

 

ツアーのコーディネート業はじめました!

 

以下の通りご案内してます。

ご要望が質問あればコメントください。

 

お題はこんな感じで。

【浪江に育てられ、浪江で戦う地元大学生による、めちゃくちゃディープなツアー。】

日数・値段:要相談

基本は、大人:1,500〜3,000円/日、学生5,00〜1,000円/日(ご飯、宿泊代、交通費などは別途個人負担)

最低人数:4人


旅程の例

1日目

12:00:集合&ランチ(さっぽろラーメン滝)

13:00〜16:00:浪江町をめぐる

(沿岸部から、山間部まで全て巡ります)

17:00:ふたば未来学園を訪問

19:30:銭湯

20:30:夜ご飯(居酒屋いふ)

23:00:就寝

 

2日目

7:30:朝ごはん会

9:00:浪江町の花農家を訪問

11:00:小高パイオニアビレッジを訪問

12:00:OMSBを訪問

13:15:ばあちゃんの昼飯

14:30:ソーラーアグリパーク訪問

15:30:振り返り

16:00:解散


※今回は福島沿岸部を中心に回りましたが、基本的には浪江中心のツアーです。