海外が近くなる感覚

 

海外が最近近くなる感覚があって、

 

というのは、海外に行きやすくなたとかいう話ではなくて、

 

どちらかというと、本来見ないはずの海外の人を浪江町でも見ることがあって、

 

今後5月6月と少し関わらせてもらえる、ツアーコーディネイトのような事業も

 

海外目線の話で、

 

その担当者の方と少しだけ話させてもらって、

 

第一声に出てくるのはデトロイトの話。

 

一回町が破産した後復興した話で、

 

その後に出てきたのは、ニューヨークのハーレムの話。

 

別になんかその事例をあげることがすごいわけではなくて、

 

その話を当たり前にする人が福島にもくることが嬉しかったり、

 

自分にない視点を勉強できることはとにかく嬉しいし、

 

そんなふうに思って。

 

この前、ホテルのバイトでもイスラエルからきた人が、

 

フクシア

 

というワードにひかかって色々聞いてきて、

 

今まで海外の人に、「出身はどこ?」と聞かれて、

 

でも、「福島出身だよ」と言っても、別に知っている人はいなくて、

 

だからなんか、そこにめちゃくちゃ突っ込まれたのは驚いていて。

 

「あ、やっぱり世界的にも福島って注目されてるんだな」と感じた節はあって、

 

もちろんいい意味、悪い意味はどちらもあるかもしれないけど、

 

それをどれだけよく見せていけるかが重要なんだとも思うし。

 

でも、海外の人も日本人も別に感じることってそんなに大きく違わないんだと思う。

 

この前案内したアメリカ出身の子は、

 

自分のばあちゃんの家でご飯を食べたのが本当に嬉しかったらしくて、

 

「もうほんとハグしたかったし、こんな経験なかなかできないから本当に良かったとべた褒めしてくれて。」

 

その子は、福島の間違っている情報はなんでなんだろう、ちゃんと伝えたい

 

そんな風に思ってくれている子で、なんでかはまだ聞けてないんだけど

 

その子は、「なんで幸輝はそんなに町が好きなの?」って聞かれたり、

 

「幸輝はこの町の復興に重要なのはなんだと思う?」と聞かれたり、

 

これらに関しては、前から書いてる感じて

 

なんでか好きかは、「関わってきた人」だし、

 

復興に必要なのは「草の根から生まれる人との関係」だし、

 

だからそれをつくため?いや、つくるわけではないけど、

 

少しでも会話が生まれるようにするためにイベントを開いたりするわけでもあって、

 

でも、この質問って海外の人だけじゃなくて、日本人にも同じこと聞かれるし

 

ってことは、日本でも世界でも考えてることは変わらないし、

 

そしたら海外の話ってすごく聞こえるかもしれないけど、

 

もしかしたら、自分たちがデトロイトから学びを得るのと同じで、

 

世界の人たちは、浪江から何かを学びたくてしょうがない状況にもなるんだろうね。

 

そんなことを思った最近の浪江での生活でした。